こぐま座アルファ星
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同タイトルでWeb公開している長編小説の同人誌版です。 https://note.mu/todo_sae/n/na9e6d8be5370 ■基本情報 書名 :『こぐま座アルファ星』 著者/発行者 : 東堂冴 価格 : 1000円 頁数 : 278P 発行日 : 2018年9月9日 ■作品内容 〝――努力を、不断の努力を積める人間はたしかに宗教だと思う。それと同時に、他人を偶像と呼ぶことは暴力だ。〟(本編より) 中高一貫校の弓道部に所属する坂川潮は、部の主将である一学年上の森田優都のことを心から尊敬していた。人数不足で一時は廃部の危機にもあった弓道部をほぼ独力で立て直した優都は相当な努力家で、後輩たちにとっては手本となる存在だった。かつて、幼くして努力では超えられない壁があることに挫折を喫した経験のある潮にとって、目立った才能はなくともひたむきに努力を重ねる優都の姿は眩しく映るものだった。 優都は都内有数の実力をもつ選手のひとりであり、全国大会への出場を目標に語っていたが、高校二年の春に風間拓斗という一年生が入部して以来スランプに陥ってしまう。入学以来の優都の親友である矢崎千尋は、なかなか結果にならない努力を重ねつつ、潮の盲信を受け止めようとする優都のことを案じていた。 ひとがひとを信仰すること、才能と向き合うこと、そこから逃げること、走り続けていないと呼吸ができないこと。ただ生きていくことにすら不器用なひとたちと、その不器用な真摯さが報われてほしいと祈るひとたちが過ごした日々の物語。 たしかにポラリスだった、あのひとのこと。 第13回小説現代長編新人賞1次選考通過作品 ※発送は一律、スマートレターを利用させていただきます。 他の発送方法をご希望の方は、注文前にメール、twitterなどで個別にご連絡ください。